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2014.06/01 (Sun)

環境総括(20141/6/1)

調整がほぼ終了に至り、地力、情報共に揃いつつあるのでひとつの区切りとして記事とします。

・・・

■ 禁止・制限の影響
5/24より施行された新制限は、言わずもがな環境へ大きな影響を与えています。
ここで、制限の内容を確認しましょう。
20140601.png
新制限(20140524)

影響を受けたデッキタイプは大きく5つあります。
言わずものがな、キューブ、シューゲイザー、ヒラメキスネーク、オプティマスループ、墓地の5つです。
ここで、制限改訂の影響を受けたデッキタイプを2つのクラスに分類します。

①現行の形式でデッキの存続が不可能
前制限改訂のフォーミュラがそうであったように、デッキの根幹を揺るがすレベルの影響を受けるデッキが存在します。
ここで言う存続不可能と言うのは、トーナメントレベルとして通用するのは難しいであることと定義します。
これに該当するデッキは、ヒラメキスネーク、オプティマスループの2つです。
この2つのデッキの共通点しては、コンボ成立が非常に早期であるにも関わらず、成立した場合高確率で勝利することにあります。
序盤をマナ加速等のビルドアップに使用するデッキにおいて、このデッキ特性は天敵以外の何物でもありませんが、
この2つのデッキタイプが事実上消滅したことで、これらのデッキ選択に追い風をもたらす事となることは明らかと言えるでしょう。

②デッキシステムの一部に打撃を受けるもの
デッキの存続が不可能では無いにせよ、構築面で多大な影響を受ける分類がこちらです。
・Ⅰ- 墓地ソース
主力であるキューブリックが抜けた形です。
思えば墓地はキューブリックの登場により作成されたデッキで、遂に立役者であるキューブリックが制限になることを
見届けるに当たり、時代の流れを感じずにはいられないところではあります。
墓地のキューブリックが持つ最大の役割は、アツトやカーペンターと言ったデッキ循環カードに追加効果を付与する部分です。
キューブリックが制限となってしまった今となってはこの追加効果を得られないため、
制限対象のキューブリックだけでなく、事実上墓地に入っているカードの内、1/4のカードが弱体化を受けたとも言えるでしょう。
しかしそれでも墓地というデッキタイプが存在出来ることから、クロスファイア、5000GTのカードパワーの高さが伺えます。
墓地を肥やす際の除去はなくなったものの、墓地を利用したパワープレイに持ち込むことが出来るのは従来と同じです。

・Ⅱ- キューブ
ついに制限となってしまった、《勝利宣言鬼丸「覇」》。
キューブにおいては最強のフィニッシャーであり、このカードこそ他の36枚が覇のためにあると言うに相応しいでしょう。
本来であればデッキ存続が不可能なレベルですが、後述する新戦力《スペルサイクリカ》により息を繋ぎます。

・Ⅲ- シューゲイザー
マナ基盤、盤面処理、フィニッシャー。1人3役をこなす《キリュージルヴェス》が制限となりました。
こちらもシューゲイザーというデツキタイプの存続がかなり厳しいラインまで落ち込みましたが、
後述する新戦力《グレンモルト》によりなんとか戦うレベルに踏みとどまることは可能です。

ここまで禁止・制限の影響を受け弱体化したデッキというトピックで話を展開しましたが、
今度は禁止・制限により追い風を受けるというデッキタイプにスポットを当ててみます。

○次元系統の復権
まず、キューブリックが消えたことで真っ先に台頭するであろうデッキタイプは次元系統です。
これまではキューブリックによるバウンスで次元系統にマウントを取らせないプレイを行うことの出来た墓地ですが、
キューブリックを失うことでディアスZをはじめとした次元の強力カードを真っ向から受け止める必要が出てきました。
現状の墓地では想像以上にこのディアスZが辛く、一度ディアスZの攻撃を通してしまうとルーター2枚分の
働きを取り返されてしまうことになります。
また、墓地が墓地を肥やす最大の目的はクロスファイア、5000GTを通すことにありますが、
この2枚へのアクセスが絶望的になってしまうことは墓地のデッキパワーが消沈することに同義です。
このことから、墓地が次元に強いという時代は明らかな終わりを迎え、墓地がイージーウィンされることはなくなると言えるでしょう。

○ビッグマナ(刃鬼、ゼニス、キューブ)の勢力拡大
こちらは先述しましたが、ワンキル(シューゲイザー、ヒラスネ、オプティマス)の制限を受けてデッキ選択の裏目が薄くなりました。
デッキ選択において明らかな不利が付くことがなくなることは言わずもがな追い風と言えますし、
さらに言えばワンキルを防止するために採用されていたカード群を不採用とすることにより浮いたスペースを用いて
より仮想敵を絞り込んだスマートな構成をすることも可能と言えます。
グレンモルトを受けて環境が高速化に着いて行けないイメージを持ちがちですが、活躍の舞台はこれからです。

制限改訂によって得られる情報はここまでです。
環境に大きなテコ入れが行われましたが、結論として自己完結系デッキの一斉規制、Sランク相当のデッキの弱体化。
次元系統、ビッグマナの旧勢力復権を頭に入れておけば問題はないでしょう。
さて、ここからは新弾の収録カードにスポットを当て、環境を確定させていきます。

■ 新戦力「龍解ガイギンガ」のリリース
新システム龍解の追加も去ることながら、実際にはまだまだ発展途上のシステムであることに間違いはありません。
ここで注目すべきは既存のデッキに採用される可能性のあるカード群です。



*《龍覇グレンモルト》+《銀河大剣 ガイハート》
龍解のシステムの中で早速頭角を表し、、リリース前から多くのプレイヤーから注目を浴びてきました。
ここで、その内訳を龍解前、龍解後の2段階に分けて考えます。

①龍解前
SAグレンモルト
②龍解後
SAグレンモルト+SAガイギンガ+7000火力

こうすると一目瞭然ですが、龍解前の状態であれば6コスト払うだけの価値は一切ありません。
しかし、龍解除してしまえばSA2回行動に加え、7000火力。さらにBZのマウントまで取れてしまう恐ろしい性能へ変貌を遂げます。
このことから多くのデッキタイプでは龍解させない方向でメタが張られることが多く、
現在ではグレンマルやフレイムランストラップ、ファンタズムクラッチとと言ったようなカードの採用に加え、
トリガーを踏ませる期待値を上げることで龍解を許さないといった構築を取るものまであります。
また、このカードがさらに凶悪なのは、押し込む場面ではなくむしろ切り返す場面です。
切り返しの場面では基本的に攻撃のリスクが発生しないため、グレンモルトさえ出せてしまえば確実に龍解します。
龍解出来ているということはグレンモルトの他にもう1体いるということで、
実にその切り替え打点の数は4点。普通にマナを溜めて展開してきている相手であればほぼ全てのリソースを剥がされます。
このことからグレンモルトを採用していないビートダウン系列のデッキは絶滅。さらには速攻系統にも厳しい環境となっています。

* 《爆鏡ヒビキ》
相手の呪文に誘発してマナクライシスを放つ新しいシステムクリーチャー。
相手にタイミングを選ばせてしまう効果は弱いというのがカードゲームの鉄則ではありますが、
マナを1枚破壊する行動はマナクライシスを参照すればわかるように3コストのカードが行う仕事としては非常に優秀です。
また、呪文のプレイは多くのデッキが行うため、プレイすると多くのデッキがその対応に困惑することになります。
先にキューブリックの制限により次元系統の台頭を示唆しましたが、ヒビキの処理には苦労させられることが予想されます。

* 《龍素記号Sr スペルサイクリカ》
おそらく今回の弾で最大のカードパワーを持つカード。
その内訳は呪文が採用されているデッキ全ての強化と幅が広く、呪文が採用されて水があれば例外なく強化の対象です。
キューブは鬼丸覇を失ったものの、今度はこのカードによりアドバンテージ的戦いを仕掛けることが可能になります。
従来のような鬼丸覇で無双と言った展開の頃と比較すると、プレイに多少の見直しを求められます。
また、単純にパワーカードであるので次元系統の次元呪文を連打したり、序盤に失ったタワーを再利用するといった
プレイにおいても当然有効です。焦土サイクリカの流れはゲームの主導権を握るに充分過ぎるほどのテンポをもたらします。



新弾全体で120種のカードが追加されましたが、今回環境へ即座に影響を与えたものはわずか4枚です。
今回の制限改訂と前回の制限改訂により、既存のデッキのデッキパワーは大きく低下しています。
よって、新勢力が入るデッキというのはそのまま新しい流れへ乗ることが出来、構築の目標地点の設定はもちろんのこと、
勝率という成果のリターンを受けやすいと言えるでしょう。
しかし、逆に言えば同じ結論へ至る割合が多いとも言えるため、相当数のミラーマッチが予想されます。

■ 新勢力図
これまでの話から、大きく分けて3つの勢力が存在することが分かります。

①《龍覇グレンモルト》+《銀河大剣ガイハート》を構築に含む
②《龍素記号Srスペルサイクリカ》を構築に含む
③旧勢力

①と②は言わば同じような立ち位置です。環境トップは間違いなくこの2枚を採用したデッキであることは明らかで、
グレンモルト+ガイハート、サイクリカのカードパワーは制限改訂で落ち込んだデッキを押さえ込むには充分過ぎるものです。
それに追随する形で③の勢力の存在があります。
③に該当するデッキタイプの該当条件はグレンモルト、スペルサイクリカを構築に含まず、①②勢力に対抗出来ることです。
③に該当するデッキタイプである墓地やドロマー次元は、旧環境で環境サイクルを形勢していた強力なデッキタイプですが、
その立ち位置をグレンモルト、スペルサイクリカに対するメタデッキと捉えることで環境を簡素的に見つめることが出来ます。
のじぎく3
簡素勢力図

■ 実戦への理論導入
最後に、前項で図化した簡素勢力図を実戦へ導入します。
導入とは言いましたが、要は各々が抱える問題点を明確にし、改良案とメタの進行具合を予想します。

①グレンモルト+ガイハート
トップメタというものは常に見られているもので、特にこの勢力はその影響が顕著にあらわれます。
グレンモルトのデッキの特徴として、ガイギンガへ龍解するタイミングでそのデッキ全体のデツキパワーが集中します。
つまりどういうことかと言うと、龍解さえさせなければそのデッキは全力を発揮出来ないどころか、
コンセプトそのものが崩壊してしまうという部分です。
この点をケアするために、多くのデッキではΛや各種超次元呪文等のサブルートを保持していますが、
Λはグレンモルトへ繋ぐことを目標としていますし、次元呪文も採用されているのは5コストホールが多く、
結果的にグレンモルトへの依存が払拭しきれていないというのが現実です。
結論から言うと、グレンモルトに求められているのは、グレンモルト以外の偈ゲーム終了させるフィニッシャーです。
トップメタである以上、龍解のポイントにメタが集まるのは当然のことです。
理想は、この龍解のメタを透かしすフィニッシャーを獲得することにあります。

②スペルサイクリカ
グレンモルトがリソース集中型のデッキであれば、サイクリカは言わばリソース補給型カードです。
中盤の繋がりを強く結びつけ、大型獣の登場をサポートするのが主な運用になります。
実のところ、このカード自体に弱点らしい弱点はなく、通ってしまえば勝ちに近づき過ぎてしまうほど強力です。
唯一弱点があるとすれば、採用されているデッキタイプそのものが抱える欠陥です。
キューブにおいて短期決戦を仕掛けられ有効トリガーを得られないままゲームに敗北することはこの代表的な事案でしょう。
このことから、サイクリカが採用するデッキが環境からのマイナスを受けないことがそのまま改良案となります。

③旧勢力
主力なカードが環境の速度に付いていけないため、かなり博打的な構築を求められます。
現段階でこの勢力が勝てているのは、過去の知識、発展途上の新勢力という2つの要因のお陰に他なりません。
今はは勝てていても、次第に苦しくなるため①、②へシフトすることが必要になります。

それでは、今の①②③の流れをメタの流れとして捉えます。

Ⅰ、グレンモルトにサブフィニッシャーが採用される
Ⅱ、サイクリカが採用されているデッキが変化する
Ⅲ、①②の構築が固まり、勢力③が一部消滅する

このように予想できます。
これ以降は対立勢力に加えて、①同士、②同士のマッチングが形勢されていくことが予想出来ます。

■ 総括
ここでは環境の遷移について考察しました。
①、②勢力の具体的な構築を踏まえたマッチング考察は、デッキ解説記事を書く機会に回します。
メタが進むと最終的にどのような構築が主流となるのかは僕自身楽しみとしているところですし、
自分自身どこまで研究を進められるか、腕の振るいどころであると考えています。今後のメタゲームに注目しましょう。
それでは、お疲れ様でした。
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